ガソリン暫定税率の廃止 — 25.1円の上乗せ終了と2026年の価格動向
ガソリン税の旧暫定税率25.1円/Lは2025年12月31日、軽油引取税の17.1円/Lは2026年4月1日に廃止された。資源エネルギー庁の調査で全国平均は3月16日に190.8円/Lとなり、政府は3月19日に基準価格170円の緊急的激変緩和措置を開始。9月28日の全国平均は170.2円/L。
廃止までの経緯
ガソリン税(揮発油税・地方揮発油税)は本則税率28.7円/Lに25.1円/Lが上乗せされ、軽油引取税は本則税率15.0円/Lに17.1円/Lが上乗せされていた。これがいわゆる「当分の間税率(旧暫定税率)」である。日本経済新聞によると2025年10月31日に与野党6党の実務者が年末での廃止に合意し、参議院調査室の資料によれば6党は11月5日に正式に合意、関連法案は11月28日に成立した。ガソリン分は2025年12月31日、軽油引取税分は2026年4月1日に廃止された。[1][2][4][8]
急激な価格変動を避けるため、政府は廃止に先立ち補助金を段階的に積み増し、ガソリンは2025年12月11日から旧暫定税率と同額の25.1円/Lとした。減収額はガソリンと軽油を合わせて年1.5兆円程度と報じられ(日本経済新聞)、2025年12月8日の衆議院本会議でも同じ規模が言及された。同じ質疑では、安定財源の確保についての方針が廃止法の附則に規定されていると述べられている。[1][6][9]
廃止後の価格動向と補助金
資源エネルギー庁の給油所小売価格調査によると、レギュラーガソリンの全国平均は廃止後の2026年1月19日に154.7円/Lとなった後、3月16日に190.8円/Lへ上昇した。政府は3月19日から、全国平均小売価格が170円を超える見込みとなった場合にその超過分を補助する緊急的激変緩和措置を開始した。[3][6][7][10]
直近の公表値では、9月28日(月)時点の全国平均はレギュラーガソリン170.2円/L(前週比+0.3円)、軽油159.5円/L、灯油141.0円/Lで、10月1日〜7日の支給単価は50.7円/Lである。値動きのうち税率廃止、原油価格、補助金それぞれの寄与は、これらの統計だけでは切り分けられない。[3][5][6]
補助は毎週変わる
支給単価は固定ではなく毎週見直される。基準価格は170.0円で、翌週の想定小売価格が基準価格をどれだけ上回るかによって単価が決まる。事業サイトはグラフPDFについて「日々更新されるため、過去の値は参照できません」としており、ある週の支給単価を引用するときは適用期間を必ず添える必要がある。[3][6]
対象はガソリンだけではない。10月1日〜7日は軽油・灯油・重油にもガソリンと同じ50.7円/Lが適用され、航空機燃料は40.5円/Lである。航空機燃料の単価は、9月3日からガソリンの補助額の8割相当とされている。[6][10]
いつまで続くのか
現行の緊急的激変緩和措置について、事業サイトは「令和8年3月19日から開始します」と開始日を示している。同じサイトのよくある質問にある実施期間の説明は、以前の燃料油価格定額引き下げ措置についてのもので、現行措置の終了条件を示したものではない(2026年10月6日確認)。[6]
支給単価の決まり方 — 10月1日〜7日分の算式
資源エネルギー庁のグラフPDF(事業サイトの更新履歴では9月30日更新)は、10月1日〜7日分の算式を次のように示している——「支給単価=翌週の想定ガソリン小売価格(今週の価格170.2円+前週の支給額51.0円+原油価格の変動分-1.4円+調達費用に基づく調整単価の変動分0.9円)-基準価格170.0円」。[3][6]
計算すると170.2+51.0−1.4+0.9=220.7円、そこから基準価格170.0円を引いて50.7円となり、公表された支給単価と一致する。前週の支給額51.0円に対し、原油価格の変動分(−1.4円)と調達費用に基づく調整単価の変動分(+0.9円)が反映された。[3]
支給単価は「翌週の想定ガソリン小売価格」を基準に決まるため、補助が減ったからといって店頭価格が上がるとは限らない。週ごとの数字は、どの適用期間のものかを確かめて読む必要がある。[3]
確認済みの事実
各事実に根拠の種類を表示このセクションの各事実には根拠の種類が表示されます——独立した情報源でのクロス検証、または一次資料単独での確認。
ガソリン1リットル当たり25.1円分の旧暫定税率(当分の間税率)は2025年12月31日に廃止された。ガソリン税の本則税率は28.7円/L(揮発油税24.3円/L、地方揮発油税4.4円/L)である。[1][8] クロス 2 源 · 独立
軽油引取税の旧暫定税率17.1円/Lは2026年4月1日に廃止された。東京都主税局によると、4月1日以降に行われた行為に対して課する軽油引取税には1キロリットル当たり15,000円(15.0円/L)、それより前に行われた行為には引き続き32,100円(32.1円/L)の税率が適用される。[1][2][8] クロス 2 源 · 独立
2025年11月5日、自民・立憲民主・日本維新の会・国民民主・公明・共産の6党が、ガソリン税は2025年12月31日、軽油引取税は2026年4月1日で旧暫定税率を廃止することに正式に合意し、関連法案は11月28日に成立した。[1][8] クロス 2 源 · 独立
廃止前の移行措置として、ガソリンの補助は2025年12月11日から旧暫定税率と同額の25.1円/Lとされた。[1][6] クロス 2 源 · 独立
資源エネルギー庁の給油所小売価格調査によると、レギュラーガソリンの全国平均は2026年3月16日に190.8円/Lとなり、政府は3月19日から緊急的激変緩和措置を開始した。[3][6][7] 1 源 · 一次資料
2026年9月28日(月)時点の全国平均小売価格は、レギュラーガソリン170.2円/L(前週比+0.3円)、軽油159.5円/L、灯油141.0円/Lだった(資源エネルギー庁、9月30日公表)。[3][5] 1 源 · 一次資料
10月1日から10月7日までの支給単価は、ガソリン・軽油・灯油・重油が50.7円/L、航空機燃料が40.5円/Lである。[3][6] 1 源 · 一次資料
主張・解釈
事実に数えない記述 — 種類を項目ごとに表示ここからはクロス検証されていない主張・推測の領域です。
日本経済新聞によると、2025年10月31日に6党の実務者がガソリン税の旧暫定税率を12月31日に廃止することで合意し、翌週に正式合意する見通しとされた。正式合意は11月5日である(参議院調査室の資料)。[4][8] 単一情報源 ×2 · 日本経済新聞報道(実務者合意)
旧暫定税率の廃止による減収額は、ガソリンと軽油を合わせて年1.5兆円程度と見込まれると報じられた。2025年12月8日の衆議院本会議でも、宮内秀樹議員が「ガソリン税、軽油引取税を合わせれば一・五兆円の税収減となる」と述べた。参議院調査室の資料は、地方財源の減収を約5,000億円としている。[1][4][8][9] 単一情報源 ×4 · 日本経済新聞報道・衆議院本会議での質疑・参議院調査室の資料
日本経済新聞によると、法律には財源確保の方針として、法人税を減税する租税特別措置の見直しや極めて所得が高い層の負担を挙げ、2025年末までに「結論を得る」と記された。[1] 単一情報源 ×1 · 日本経済新聞報道
タイムライン
- モデル
- claude-opus-5
- 日時
- 08/27/2026, 02:30
- 本文文字数
- 1,482
- 出典
- 採用した出典 10 件
- モデル
- ChatGPT(ウェブで出典を照合)
- 日時
- 10/06/2026, 16:30
- 判定
- 要修正
改訂履歴を表示(6件)
| 08/27/2026, 02:30 | 初版執筆(claude-opus-5) | 作成 |
| 08/27/2026 | First authored | 更新 |
| 09/29/2026 | 本項の出典を点検した。 | 更新 |
| 10/05/2026 | 開かなくなった出典を一つ削除し、出典番号を振り直した。ガソリン減税法の成立日(2025年11月28日)の記述は根拠が一つの報道になったため「主張」に移した。出典の付いていなかったFAQ4件に出典を付けた。 | 更新 |
| 10/06/2026 | 事実2件の出典と確認数を原文照合で修正。 | 更新 |
| 10/06/2026 | 独立した検証を反映。価格・支給単価を日付の固定した公式記録に結び付け、参議院調査室資料・衆議院会議録・石油製品価格調査を出典に追加した。 | 更新 |
訂正履歴
| 09/13/2026 | 状態を ongoing から calm に変更。2026年8月27日以降、価格動向に関する新たな公表が確認できない。 | 反映済み |
| 10/06/2026 | 2026年8月31日時点の価格と9月3日〜9日の支給単価の2件は、日本経済新聞(2025年の法成立記事)でも裏付けられているとして「2つの出典で確認」と表示していたが、同記事はこれらの数字より前の記事で、数字は載っていない。出典を資源エネルギー庁の公式サイト(発表主体の記録)に絞り、確認数を1に直した。支給単価は補助金ポータルの解説にも同じ数字がある。 | 反映済み |
| 10/06/2026 | グラフPDF(current_graph.pdf)を「2026年8月24日時点」の資料として示していたが、このPDFは随時更新され、事業サイトも過去の値は参照できないとしている。8月24日・31日の価格と9月の支給単価・算式は日付の固定した公式記録に結び付けられないため削除し、資源エネルギー庁の石油製品価格調査(9月30日公表)による9月28日の価格(ガソリン170.2円/L、軽油159.5円/L、灯油141.0円/L)と、10月1日〜7日の支給単価(50.7円/L、航空機燃料40.5円/L)および現在の算式に置き換えた。ほかに、年1.5兆円の減収はガソリンと軽油の合計であることを明記し、実施期間の引用は以前の定額引下げ措置についての記載だったため削除した。軽油引取税の新税率は4月1日以降に行われた行為に適用されるという東京都の表現に改め、税率の出典を価格グラフから参議院調査室の資料に替えた。6党の正式合意は11月5日、法成立は11月28日と参議院調査室の資料に従って区別し、10月31日は日本経済新聞が報じた実務者合意として扱う。要約では観測値と解釈を分けた。補助金ポータルの記事は出典から外した。 | 反映済み |
よくある質問
今週のガソリン補助はいくらですか?
10月1日から10月7日までの支給単価は、ガソリン・軽油・灯油・重油が50.7円/L、航空機燃料が40.5円/Lです(2026年10月6日確認)。支給単価は毎週見直されるため、最新の値は資源エネルギー庁の事業サイトで確認してください。[3][6]
ガソリンの暫定税率はいつ、いくら廃止された?
2025年12月31日に1リットル当たり25.1円分の旧暫定税率が廃止された。ガソリン税(揮発油税・地方揮発油税)は本則税率の28.7円/Lとなった。[1][8]
軽油の暫定税率はどうなった?
軽油引取税の旧暫定税率は2026年4月1日に廃止され、税率は32.1円/Lから15.0円/Lに下がった。東京都主税局によると、4月1日以降に行われた行為に対して課する軽油引取税には新しい税率(1キロリットル当たり15,000円)が適用され、それより前に行われた行為には引き続き32,100円が適用される。[2]
廃止されたのにガソリン価格が大きく下がっていないのはなぜ?
観測された数字としては、全国平均は廃止後の2026年1月19日に154.7円/Lとなった後、3月16日に190.8円/Lへ上昇し、政府は3月19日に基準価格170円の緊急的激変緩和措置を始めた。9月28日の全国平均は170.2円/Lである。税率廃止、原油価格、補助金のそれぞれが価格にどれだけ効いたかは、これらの統計だけでは切り分けられない。[3][5][6][7]
支給単価はどう決まるのですか?
資源エネルギー庁のグラフPDFは10月1日〜7日分を「支給単価=翌週の想定ガソリン小売価格(今週の価格170.2円+前週の支給額51.0円+原油価格の変動分-1.4円+調達費用に基づく調整単価の変動分0.9円)-基準価格170.0円」と示しています。170.2+51.0−1.4+0.9=220.7円から基準価格170.0円を引いた50.7円が支給単価です。[3]
公式リンク
出典
- [1] ガソリン減税法が成立、1リットル25.1円分 12月31日から適用
- [2] 軽油引取税の当分の間税率(旧暫定税率)の廃止について 一次資料
- [3] ガソリン全国平均価格の推移(随時更新のPDF。2026年10月6日取得分は9月28日の価格と10月1日〜7日の支給額を掲載) 一次資料
- [4] ガソリン暫定税率12月31日廃止、1リットル25円 与野党6党合意
- [5] 石油製品価格調査の結果(令和8年9月30日公表、9月28日時点) 一次資料
- [6] 中東情勢を踏まえた緊急的激変緩和措置(支給単価・よくあるご質問) 一次資料
- [7] 給油所小売価格調査 週次ファイル(1990年8月27日〜、2026年9月30日公表分) 一次資料
- [8] 令和8年度地方財政対策の概要と主な論点(立法と調査 No.481) 一次資料
- [9] 第219回国会 衆議院本会議 第7号 会議録(令和7年12月8日) 一次資料
- [10] 燃料油価格に関する支援策の推移 一次資料