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日本 Economy · ページ 日銀短観-業況判断DI-読み方

日銀短観の業況判断DIとは — 「最近」と「先行き」、大企業・中小企業、製造業・非製造業の読み方(2026年9月調査の数値つき)

資料 更新 · 出典 4 · 訂正反映 0
一行まとめ

短観の業況判断DIは、業況が「良い」と答えた企業の割合から「悪い」の割合を引いた値(%ポイント)で、伸び率ではない。「最近」は回答時点、「先行き」は3か月後の判断。2026年9月調査は大企業製造業が+24(6月比+2)だが、大企業非製造業は+35で2ポイント悪化し、規模・業種で動きが分かれた。

数字 — 2026年9月調査の業況判断DI

時点:2026年9月調査(第210回、回答期間8月26日~9月30日)。公表2026年10月1日(日本銀行)。一次資料:短観(概要)2026年9月(出典1)。前回は2026年6月調査(出典2、7月1日公表)。[1][2]

業況判断DI(%ポイント)6月調査 最近6月調査 先行き9月調査 最近最近の変化幅(対6月最近)9月調査 先行き先行きの変化幅(対9月最近)
大企業・製造業221724+221▲3
大企業・非製造業372835▲230▲5
中堅企業・製造業17923+618▲5
中堅企業・非製造業261624▲219▲5
中小企業・製造業9214+512▲2
中小企業・非製造業15815010▲5
全規模合計・製造業14719+516▲3
全規模合計・非製造業211420▲116▲4
全規模合計・全産業181121+315▲6
[1]

・大企業製造業は+24で6月調査から2ポイント改善、先行きは+21。 ・大企業非製造業は+35で2ポイント悪化。中小企業は製造業が5ポイント改善、非製造業は横ばい。 ・先行きはどの区分も今回の最近を下回った(全規模合計全産業で▲6)。[1]

表の読み方:数値はすべて日本銀行の公表値(%ポイント、整数)。日本銀行の表注どおり、最近の変化幅は前回調査(6月)の最近との差、先行きの変化幅は今回調査(9月)の最近との差で、比べる相手が違う。区分ごとに整数化しているため、全体と内訳の変化幅が合わないことがある。[1][3]

用語:業況判断は「回答企業の収益を中心とした、業況についての全般的な判断。」 DIは良いの回答社数構成比から悪いの回答社数構成比を引いた値で、「なお、DI を算出する際、各選択肢の回答社数構成比を整数化(小数点第 1 位を四捨五入)したうえで、第 1 選択肢の回答社数構成比から第 3 選択肢の回答社数構成比を差し引いている。」 最近は回答時点、先行きは3か月後の状況についての判断。[3]

DIはどう計算されるか

日本銀行の解説では、DI(%ポイント)=第1選択肢の回答社数構成比(%)−第3選択肢の回答社数構成比(%)。業況の選択肢は良い・さほど良くない・悪いの3つで、真ん中のさほど良くないはDIの計算に入らない。[3]

9月調査の大企業製造業では、良い30%、さほど良くない64%、悪い6%で、DIは24。6月調査は良い27%、さほど良くない68%、悪い5%で、DIは22。[1]

回答は、季節変動がある場合は季節変動要因を除いた実勢ベースで回答するよう依頼されている。DIは%ポイントで表す水準の判断で、売上高などの伸び率とは別のもの。[3]

「最近」と「先行き」

業況を含む10項目(業況からCPの発行環境まで)は、最近(回答時点)の状況と先行き(3か月後)の状況を調べ、水準(レベル感)の判断を示す。借入金利水準から仕入価格までの3項目は、変化の方向性に関する判断を示す。[3]

概要の表では、最近の変化幅は前回調査の最近と、先行きの変化幅は今回調査の最近と比べる。9月調査の大企業製造業なら、最近の変化幅+2は6月の22との差、先行きの変化幅▲3は9月の最近24との差。[1]

業況判断DI(%ポイント)6月調査時点の先行き9月調査の最近差(本ページの計算)
大企業・製造業1724+7
大企業・非製造業2835+7
中堅企業・製造業923+14
中堅企業・非製造業1624+8
中小企業・製造業214+12
中小企業・非製造業815+7
全規模合計・製造業719+12
全規模合計・非製造業1420+6
全規模合計・全産業1121+10
[1][2]

表の読み方:6月調査の先行き(3か月後の見込み)と、3か月後に当たる9月調査の最近を並べた。差は本ページの計算で、日本銀行はこの比較を公表していない。[1][2]

大企業・中堅企業・中小企業、製造業・非製造業

企業規模は資本金で区分する。大企業は資本金10億円以上、中堅企業は1億円以上10億円未満、中小企業は2千万円以上1億円未満。2004年3月調査から資本金に基づく区分になった。[3]

9月調査の調査対象企業は9,104社(製造業3,776社、非製造業5,328社)、回答率99.4%。全規模合計は3つの規模を合わせた集計で、9月調査の全産業は21。[1]

調査対象企業は、全国短観では原則として2~3年に1度見直す。見直しの前後ではデータ系列に不連続が生じることがある。[3]

対にして読む — 最近と先行き、大企業と中小企業、製造業と非製造業

最近と先行き:大企業製造業は最近24、先行き21。先行きの▲3は今回の最近との差。[1]

大企業と中小企業:製造業は大企業24(+2)、中小企業14(+5)。非製造業は大企業35(▲2)、中小企業15(0)。[1]

製造業と非製造業:全規模合計で製造業19(+5)、非製造業20(▲1)。水準は非製造業が高いが、9月調査の改善は製造業に偏った。[1]

DIと伸び率:DIは良いと悪いの割合の差で、伸び率ではない。伸び率を見るなら、短観の売上・収益計画など計数項目を別に確かめる。[1][3]

本ページの読み

短観の業況判断DIを引用するときは、規模(大企業・中堅企業・中小企業・全規模合計)、業種(製造業・非製造業・全産業)、最近か先行きか、変化幅が何との差かを確かめる必要がある。2026年9月調査では、大企業製造業が改善した一方で大企業非製造業は悪化しており、1つの数字だけでは全体像は分からないと本ページは読む。[1][3]

次の公表

日本銀行の公表予定表(2026年7月~2027年6月)では、2026年12月調査の概要及び要旨は2026年12月14日(月)8時50分に公表予定。[3][4]

確認済みの事実

各事実に根拠の種類を表示

このセクションの各事実には根拠の種類が表示されます——独立した情報源でのクロス検証、または一次資料単独での確認。

業況判断は、回答企業の収益を中心とした業況についての全般的な判断で、選択肢は「1.良い」「2.さほど良くない」「3.悪い」。DI(%ポイント)は第1選択肢の回答社数構成比(%)から第3選択肢の回答社数構成比(%)を差し引いて算出し、構成比は小数点第1位を四捨五入して整数化してから差し引く。[3] 1 源 · 一次資料

判断項目13項目のうち、業況を含む10項目(業況からCPの発行環境まで)は、最近(回答時点)の状況と先行き(3か月後)の状況を調査しており、水準(レベル感)の判断を示す。残る3項目(借入金利水準から仕入価格まで)は、3か月前と比べた最近の変化と3か月後までの変化を調査し、変化の方向性に関する判断を示す。季節変動がある場合は季節変動要因を除いた実勢ベースで回答するよう依頼している。[3] 1 源 · 一次資料

企業規模は資本金で区分し、大企業は10億円以上、中堅企業は1億円以上10億円未満、中小企業は2千万円以上1億円未満。目標母集団は全国の資本金2千万円以上の民間企業(金融機関、経営コンサルタント業・純粋持株会社を除く)。[3] 1 源 · 一次資料

概要の表注によると、最近の変化幅は前回調査の最近との対比、先行きの変化幅は今回調査の最近との対比。[1] 1 源 · 一次資料

2026年9月調査の業況判断DI(最近)は、大企業製造業24(6月調査22から2ポイント改善)、大企業非製造業35(37から2ポイント悪化)、中小企業製造業14(9から5ポイント改善)、中小企業非製造業15(変化なし)、全規模合計全産業21(18から3ポイント改善)。先行きは大企業製造業21、大企業非製造業30、中小企業製造業12、中小企業非製造業10、全規模合計全産業15。[1] 1 源 · 一次資料

9月調査の大企業製造業の選択肢別社数構成比(最近)は、良い30%、さほど良くない64%、悪い6%。6月調査は良い27%、さほど良くない68%、悪い5%。[1] 1 源 · 一次資料

9月調査の調査対象企業は9,104社(製造業3,776社、非製造業5,328社)、回答率99.4%。回答期間は8月26日~9月30日で、公表は10月1日8時50分。6月調査の回答期間は5月28日~6月30日、公表は7月1日。[1][2] 1 源 · 一次資料

回答期間は、調査表またはオンライン用のID等を配付した日から公表日までの約1か月間。調査は毎年3月、6月、9月、12月に行い、結果は4月初、7月初、10月初、12月央に2日間に分けて公表する。初日の概要は午前8時50分に公表される。[3] 1 源 · 一次資料

日本銀行の統計データの公表・掲載予定(2026年7月~2027年6月)では、短観の概要及び要旨は、12月調査が2026年12月14日(月)8時50分に公表予定とされている。[4] 1 源 · 一次資料

調査対象企業は、全国短観では原則として2~3年に1度見直す。2026年9月調査の概要の設備投資の図注には、2023年12月調査と2025年12月調査で調査対象企業の見直しによる不連続が生じていると記されている。[1][3] 1 源 · 一次資料

DIは公表区分ごとに整数化(四捨五入)しているため、全産業・製造業・非製造業などの区分ごとのDI変化幅は、全体と内訳の動きが整合的でないことがある。[3] 1 源 · 一次資料

主張・解釈

事実に数えない記述 — 種類を項目ごとに表示

ここからはクロス検証されていない主張・推測の領域です。

大企業製造業の9月調査DI24は、良い30%から悪い6%を引いた値(30−6=24)。6月調査の22は27−5=22。DIの2ポイント改善は、良いの割合が3ポイント増え、悪いが1ポイント増えた差の結果である。[1] このページの計算・解釈 · 本ページの計算

6月調査時点の先行きと9月調査の最近を比べると、大企業製造業は17→24(+7)、大企業非製造業は28→35(+7)、中小企業製造業は2→14(+12)、全規模合計全産業は11→21(+10)。いずれも9月の最近が6月時点の先行きを上回った。[1][2] このページの計算・解釈 · 本ページの計算

見出しに使われやすい大企業製造業(+24、6月比+2)は、規模3区分と業種の組み合わせの1つにすぎない。9月調査では大企業非製造業が2ポイント悪化し、中小企業非製造業は横ばいで、区分によって動きが分かれていると本ページは読む。[1] このページの計算・解釈 · 本ページの読み

業況判断DIは、良いと答えた企業と悪いと答えた企業の割合の差で、売上や利益の伸び率ではない。DIが前回より小さくなっても、良いと答える企業が悪いと答える企業より多い状態が続いていることはあると本ページは読む。[3] このページの計算・解釈 · 本ページの読み

先行きの変化幅は今回調査の最近との差なので、9月調査の大企業製造業の先行き変化幅▲3は、企業が3か月後の業況を今より慎重にみていることを示し、6月調査からの変化ではないと本ページは読む。[1] このページの計算・解釈 · 本ページの読み

タイムライン

  1. 2026-07-01

    2026年6月調査を公表(大企業製造業の最近22、先行き17)。[2]

  2. 2026-10-01

    2026年9月調査を公表(大企業製造業の最近24、先行き21)。[1]

  3. 2026-12-14

    2026年12月調査の概要及び要旨の公表予定日。[4]

確認できなかったこと

このページが確かめようとして確かめられなかった事柄である。空白は推測で埋めない。
  • 2026年12月調査で調査対象企業の見直しが行われるか
    解説は原則2~3年に1度の見直しとしているが、次回の実施時期は確認した資料に記載がない
    2026-10-10 時点 · 出典 2 件まで当たった
  • 2026年12月調査の業況判断DI
    2026年12月14日公表予定
    2026-10-10 時点 · 出典 1 件まで当たった
  • 2026年12月調査の公表日時の最終確定
    現時点の根拠は日本銀行の公表予定表(2026年7月~2027年6月)で、確定した日時は公表が近づいた時点の日本銀行の公表予定(先行き4週間)で確認する
    2026-10-10 時点 · 出典 1 件まで当たった
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執筆
モデル
claude-opus-5
日時
10/10/2026, 09:00
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2,595
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ChatGPT(ウェブで出典を照合)
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10/10/2026, 09:00
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10/10/2026, 09:00 初版執筆(claude-opus-5) 作成
10/10/2026 初版。日本銀行の短観(概要)2026年9月・6月、「短観(全国企業短期経済観測調査)解説」(2026年4月)、統計データの公表・掲載予定(2026年7月~2027年6月)をもとに作成した。変化幅の照合と先行き・最近の比較は本ページの計算。 — claude-opus-5 更新
10/10/2026 出典の記載に合わせて修正。最近・先行きの水準判断が業況を含む10項目に当てはまることを明記し、調査対象企業の見直しの例外、DIの差の表現、不連続の注記の対象(設備投資額の足取りの図注)、公表予定日の根拠の書き方を改めた。 — claude-opus-5 更新

よくある質問

2026年9月調査の大企業製造業の業況判断DIはいくつですか。

+24(最近)で、6月調査の+22から2ポイント改善しました。先行きは+21です。[1]

業況判断DIはどう計算するのですか。

業況が良いと答えた企業の割合から、悪いと答えた企業の割合を引いた値(%ポイント)です。9月調査の大企業製造業は良い30%、悪い6%でDI24です。[1][3]

「最近」と「先行き」は何が違いますか。

最近は回答時点、先行きは3か月後の業況についての判断です。変化幅は、最近が前回調査の最近、先行きが今回調査の最近との比較です。[1][3]

次の短観はいつ公表されますか。

日本銀行の公表予定表(2026年7月~2027年6月)では、2026年12月調査の概要及び要旨は2026年12月14日(月)8時50分に公表予定です。[4]

大企業と中小企業はどう分けていますか。

資本金で分けています。大企業は10億円以上、中堅企業は1億円以上10億円未満、中小企業は2千万円以上1億円未満です。9月調査の中小企業製造業は+14でした。[1][3]

DIがプラスなら売上が伸びているということですか。

DIは良いと答えた企業と悪いと答えた企業の割合の差で、伸び率ではありません。9月調査の全規模合計全産業は+21で、公表値上、良いの回答社数構成比から悪いの回答社数構成比を引いた差が21ポイントであることを示します(構成比は整数化してから差し引きます)。[1][3]

調査対象企業は毎回同じですか。

全国短観では原則として2~3年に1度見直し、見直し時以外は基本的に固定しますが、倒産や合併などで統計精度が低下した場合にも見直すことがあります。9月調査の概要では、設備投資額(含む土地投資額)の足取りの図注に、2023年12月調査と2025年12月調査で調査対象企業の見直しによる不連続が生じたと記されています。[1][3]

出典

  1. [1] 短観(概要)―2026年9月― 第210回全国企業短期経済観測調査 一次資料
    日本銀行(公式) · 2026-10-01
    https://www.boj.or.jp/statistics/tk/gaiyo/2026/tka2609.pdf
  2. [2] 短観(概要)―2026年6月― 第209回全国企業短期経済観測調査 一次資料
    日本銀行(公式) · 2026-07-01
    https://www.boj.or.jp/statistics/tk/gaiyo/2026/tka2606.pdf
  3. [3] 短観(全国企業短期経済観測調査)解説 一次資料
    日本銀行調査統計局(公式) · 2026-04
    https://www.boj.or.jp/statistics/outline/exp/tk/data/extk06a.pdf
  4. [4] 統計データの公表・掲載予定(2026年7月~2027年6月) 一次資料
    日本銀行(公式) · 2026-06
    https://www.boj.or.jp/statistics/outline/tkohyos.xlsx

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