救急出動件数の読み方 — 速報値と『救急・救助の現況』の対象年、救急自動車と消防防災ヘリコプターの範囲、傷病程度の定義(令和7年中の速報値つき)
消防庁の速報値で、令和7年中の救急自動車による救急出動件数は7,686,235件、搬送人員は6,761,871人。令和8年1月公表の『令和7年版 救急・救助の現況』は令和6年中の値で、消防防災ヘリコプターを含む件数と救急自動車による件数を分けて示す。傷病程度の軽症は入院加療を必要としないもので、早期の治療が必要だった者も含む。
数字 — 令和7年中(速報値)
期間:令和7年1月~12月。資料:『令和7年中の救急出動件数等(速報値)』(令和8年3月31日、消防庁)。[1]
| 救急自動車による | 令和7年中(速報値、令和8年3月31日の資料の値) | 令和6年中(確定値、同じ資料の値) |
|---|---|---|
| 救急出動件数 | 7,686,235件 | 7,718,380件 |
| 搬送人員 | 6,761,871人 | 6,769,172人 |
| うち高齢者(満65歳以上) | 4,265,047人(63.1%) | 4,284,953人(63.3%) |
資料は、「速報値としての公表であり、精査の結果、数値を修正する可能性があります。」としている。また、「本資料のうち、令和6年以前の数値は確定値となります。」としている。[1]
『救急・救助の現況』は前年中の値
令和8年1月20日に公表された『令和7年版 救急・救助の現況』は、令和6年中の救急業務と救助業務の実施状況を取りまとめたもの。救急出動件数は、消防防災ヘリコプターを含む全体と救急自動車によるものを分けて示している。[2]
| 令和6年中(令和7年版 救急・救助の現況の表1の値) | 救急出動件数 | 搬送人員 |
|---|---|---|
| 全体(消防防災ヘリコプターを含む) | 7,720,740件 | 6,771,193人 |
| うち救急自動車による | 7,718,380件 | 6,769,172人 |
| うち消防防災ヘリコプターによる | 2,360件 | 2,021人 |
令和6年中の救急自動車による現場到着所要時間(119番通報を受けてから現場に到着するまでに要した時間)の平均は約9.8分、病院収容所要時間(119番通報を受けてから医師に引き継ぐまでに要した時間)の平均は約44.6分。令和7年中の所要時間は、本ページが参照した速報値の資料には示されていない。[2]
傷病程度の定義
| 傷病程度(令和7年中の速報値の資料の定義と値) | 定義 | 搬送人員 |
|---|---|---|
| 死亡 | 初診時において死亡が確認されたもの | 83,071人 |
| 重症(長期入院) | 傷病程度が3週間以上の入院加療を必要とするもの | 487,060人 |
| 中等症(入院診療) | 傷病程度が重症または軽症以外のもの | 3,082,202人 |
| 軽症(外来診療) | 傷病程度が入院加療を必要としないもの | 3,100,231人 |
| その他 | 医師の診断がないもの及び傷病程度が判明しないもの、もしくはその他の場所に搬送したもの | 9,307人 |
救急・救助の現況は、「傷病程度は入院加療の必要程度を基準に区分しているため、軽症の中には早期に病院での治療が必要だったものや通院による治療が必要だったものも含まれている。」としている。[2]
表と図の平成22年の値
速報値の資料で、平成22年の搬送人員は表2では4,979,537人、図8・図10では4,978,706人と示され、集計条件が異なり、831人の差がある(本ページの計算)。図8・図10には、平成22年の陸前高田市消防本部のデータを除いた数値により集計しているとの注記がある。差の831人がすべて同消防本部の人数かどうかは、資料からは確認できない。[1]
本ページの読み
救急出動件数の数字は、速報値か確定値か、何年中の値か、救急自動車だけか消防防災ヘリコプターを含むかで読み方が変わる。数字を引くときはこれらを添えて読むのがよいと本ページは読む。[1][2]
次の公表
令和7年中の確定値や所要時間を含む次の『救急・救助の現況』の公表日は、本ページが参照した資料には示されていない。[1][2]
確認済みの事実
各事実に根拠の種類を表示このセクションの各事実には根拠の種類が表示されます——独立した情報源でのクロス検証、または一次資料単独での確認。
令和8年3月31日公表の速報値で、令和7年中の救急自動車による救急出動件数は768万6,235件(対前年比3万2,145件減、0.4%減)、搬送人員は676万1,871人(対前年比7,301人減、0.1%減)。速報値は精査の結果、数値を修正する可能性があり、資料のうち令和6年以前の数値は確定値とされる。[1] 1 源 · 一次資料
令和8年1月20日公表の『令和7年版 救急・救助の現況』は令和6年中の値を示す。令和6年中の救急出動件数は消防防災ヘリコプターを含めて772万740件、搬送人員は677万1,193人。このうち救急自動車による救急出動件数は771万8,380件、搬送人員は676万9,172人で、いずれも集計を開始した昭和38年以降で最多とされる。[2] 1 源 · 一次資料
令和6年中の救急自動車による現場到着所要時間(119番通報を受けてから現場に到着するまでに要した時間)の平均は約9.8分(前年約10.0分)、病院収容所要時間(119番通報を受けてから医師に引き継ぐまでに要した時間)の平均は約44.6分(前年約45.6分)。令和元年と比べ、それぞれ約1.1分、約5.1分延伸しているとされる。[2] 1 源 · 一次資料
傷病程度は、死亡(初診時において死亡が確認されたもの)、重症(長期入院、3週間以上の入院加療を必要とするもの)、中等症(入院診療、重症または軽症以外のもの)、軽症(外来診療、入院加療を必要としないもの)、その他に区分される。令和7年中の速報値で、軽症は3,100,231人(45.8%)、中等症は3,082,202人(45.6%)、重症は487,060人(7.2%)、死亡は83,071人(1.2%)、その他は9,307人。[1][2] 1 源 · 一次資料
年齢区分は、新生児(生後28日未満)、乳幼児(生後28日以上満7歳未満)、少年(満7歳以上満18歳未満)、成人(満18歳以上満65歳未満)、高齢者(満65歳以上)。令和7年中の速報値で、高齢者の搬送人員は4,265,047人(63.1%)。[1] 1 源 · 一次資料
主張・解釈
事実に数えない記述 — 種類を項目ごとに表示ここからはクロス検証されていない主張・推測の領域です。
令和7年中の救急出動件数は(7,686,235÷7,718,380−1)×100=▲0.41…%、搬送人員は(6,761,871÷6,769,172−1)×100=▲0.10…%で、資料の0.4%減、0.1%減と小数第1位で一致する。軽症の構成比は46.8%から45.8%へ1.0ポイント低下した。[1] このページの計算・解釈 · 本ページの計算
令和6年中の値は、救急自動車7,718,380件+消防防災ヘリコプター2,360件=7,720,740件、搬送人員は6,769,172人+2,021人=6,771,193人で、表1の全体の値と一致する。速報値の資料が示す令和6年中の救急自動車の値(7,718,380件、6,769,172人)は、救急・救助の現況の救急自動車による値と一致する。[1][2] このページの計算・解釈 · 本ページの計算
速報値の資料の表2では平成22年の搬送人員が4,979,537人、図8・図10では4,978,706人で、集計条件が異なり、831人の差がある。図8・図10には、平成22年の陸前高田市消防本部のデータを除いた数値により集計しているとの注記がある。差の831人がすべて同消防本部の人数かどうかは、資料からは確認できない。[1] このページの計算・解釈 · 本ページの計算
『令和7年版 救急・救助の現況』が示すのは令和6年中の値で、版の年と対象の年が違う。数を引くときは何年中の値かを添えて読むのがよいと本ページは読む。[2] このページの計算・解釈 · 本ページの読み
救急出動件数には、救急自動車による件数と、消防防災ヘリコプターを含む全体の件数がある。速報値の資料は救急自動車による件数を示しており、どちらの範囲かを添えて読むのがよいと本ページは読む。[1][2] このページの計算・解釈 · 本ページの読み
軽症は入院加療を必要としないものの区分で、早期に病院での治療が必要だったものなども含まれる。軽症の割合を、救急搬送が不要だった割合として読まないのがよいと本ページは読む。[2] このページの計算・解釈 · 本ページの読み
タイムライン
確認できなかったこと
このページが確かめようとして確かめられなかった事柄である。空白は推測で埋めない。- 令和7年中の確定値と所要時間を示す資料の公表日
- モデル
- claude-opus-5
- 日時
- 11/01/2026, 00:26
- 本文文字数
- 1,485
- 出典
- 採用した出典 2 件
- モデル
- ChatGPT(ウェブで出典を照合)
- 日時
- 11/01/2026, 00:38
- 判定
- 要修正
改訂履歴を表示(3件)
| 11/01/2026, 09:00 | 初版執筆(claude-opus-5) | 作成 |
| 11/01/2026 | 初版。消防庁の「令和7年中の救急出動件数等(速報値)」と「令和7年版 救急・救助の現況」の公表資料をもとに作成した。増減率、救急自動車と消防防災ヘリコプターの和、表と図の値の照合は本ページの計算。 | 更新 |
| 11/01/2026 | 検収を受けて修正。表2と図8・図10の平成22年の搬送人員の違いを、集計条件が異なることによる831人の差と記し、陸前高田市消防本部のデータを除外したとの注記を添えた。差の全部が同消防本部の人数であるとは断定しない旨を記した。 | 更新 |
よくある質問
2025年の救急出動件数は何件ですか。
消防庁の速報値で、令和7年中の救急自動車による救急出動件数は7,686,235件です。精査の結果、修正される可能性があるとされています。[1]
『令和7年版 救急・救助の現況』は2025年の数字ですか。
いいえ。令和7年版が示すのは令和6年中の値です。[2]
軽症なら救急車は不要だったということですか。
そうではありません。軽症は入院加療を必要としないものの区分で、早期に病院での治療が必要だったものや通院による治療が必要だったものも含まれるとされています。[2]
救急車の到着までの時間はどれくらいですか。
令和6年中の救急自動車による現場到着所要時間の平均は約9.8分です。119番通報を受けてから現場に到着するまでの時間です。[2]
公式リンク
出典
- [1] 「令和7年中の救急出動件数等(速報値)」の公表 一次資料
- [2] 「令和7年版 救急・救助の現況」の公表 一次資料