労働組合基礎調査の読み方 — 推定組織率の分子と分母、単一労働組合と単位労働組合の違い、パートタイム労働者の雇用者数の定義(令和7年の数値つき)
厚生労働省の令和7年労働組合基礎調査で、6月30日現在の労働組合員数(単一労働組合)は992万7千人、推定組織率は16.0%(前年より0.1ポイント低下)。推定組織率は労働組合員数を労働力調査の雇用者数(6月分の原数値)で除したもの。単位労働組合で集計した産業別の表では総計15.9%で、集計単位が違う。
数字 — 令和7年6月30日現在
時点:令和7年6月30日現在(7月に調査)。資料:令和7年労働組合基礎調査の概況(令和7年12月24日、厚生労働省)。[1][2]
| 令和7年6月30日現在(概況の第1表・第3表の値) | 単一労働組合(第1表) | 単位労働組合(第3表) |
|---|---|---|
| 労働組合員数 | 9,927千人 | 9,864千人 |
| 雇用者数(労働力調査、6月分の原数値) | 6,205万人 | 6,205万人 |
| 推定組織率 | 16.0% | 15.9% |
推定組織率の分子と分母
推定組織率は、本調査で得られた労働組合員数を、総務省統計局の労働力調査の雇用者数(6月分の原数値)で除して計算する。資料は、「労働組合員数の数値は千人未満の単位を四捨五入しているが、対前年差(比)、構成比及び推定組織率は人単位の労働組合員数を用いて算出している。」としている。[2]
労働力調査はベンチマーク人口を5年ごとに切り替えている(最新では令和4年1月結果から)が、本調査の推定組織率の計算には、その変動を考慮した遡及値及び補間補正値は用いていないとされる。[2]
単一労働組合と単位労働組合
単一労働組合は全体の労働組合員数をみる場合に、単位労働組合は産業、企業規模別にみる場合等に用いる集計である。資料は、「なお、単一労働組合の組合員数は、独自の活動組織をもたない労働組合員(非独立組合員)を含めて集計しているため、単位労働組合の組合員数より多くなっている。」としている。[2]
附表1によると、推定組織率の計算は、昭和27年までは単位労働組合、昭和28年以降は単一労働組合の労働組合員数を用いている。[2]
パートタイム労働者と産業別・規模別
パートタイム労働者の推定組織率8.8%の雇用者数(1,704万人)は、週35時間未満の雇用者から正規の職員・従業員を除いた数に、週35時間以上で勤務先での呼称がパートの雇用者数を加えた数値。[2]
産業は令和6年から日本標準産業分類(第14回改定)で分類しているが、分母の労働力調査の雇用者数は第13回改定による。企業規模別の雇用者数は全産業雇用者から官公を除いた数値で、1,000人以上の推定組織率は38.7%。[2]
主要団体別の表について、資料は、「複数の主要団体に加盟している労働組合員は、それぞれ主要団体に重複して集計している。」としている。[2]
本ページの読み
推定組織率は、単一労働組合か単位労働組合か、分母の雇用者数がどの範囲のものかで値が変わる。数字を引くときは集計単位と分母を添えて読むのがよいと本ページは読む。[1][2]
次の公表
調査は毎年6月30日現在の状況について実施されている。令和8年の結果の公表日は、本ページが参照した資料には示されていない。[1][3]
確認済みの事実
各事実に根拠の種類を表示このセクションの各事実には根拠の種類が表示されます——独立した情報源でのクロス検証、または一次資料単独での確認。
令和7年6月30日現在の単一労働組合の労働組合数は22,244組合(前年より268組合減少)、労働組合員数は992万7千人(前年より1万5千人増加)、推定組織率は16.0%で前年より0.1ポイント低下し過去最低。女性の労働組合員数は354万5千人、推定組織率は12.3%。調査は全ての産業の労働組合(国家公務員法又は地方公務員法に規定する職員団体を含む)を対象に、6月30日現在の状況について7月に実施された。[1][2] 1 源 · 一次資料
推定組織率は雇用者数に占める労働組合員数の割合で、本調査で得られた労働組合員数を労働力調査の雇用者数(6月分の原数値)で除して計算する。令和7年の雇用者数は6,205万人。労働組合員数は千人未満を四捨五入して表示するが、推定組織率などは人単位の労働組合員数を用いて算出しているとされる。[2] 1 源 · 一次資料
単一労働組合は単位組織組合と単一組織組合をそれぞれ1組合とし、全体の労働組合員数をみる場合に用いる。単位労働組合は単位組織組合と単位扱組合をそれぞれ1組合とし、産業、企業規模別にみる場合等に用いる。単位労働組合で集計した産業別の表の総計は、労働組合員数9,864千人、推定組織率15.9%。[2] 1 源 · 一次資料
パートタイム労働者の労働組合員数(単位労働組合)は149万4千人で過去最高、推定組織率は8.8%で前年と同水準。この推定組織率の雇用者数(1,704万人)は、就業時間が週35時間未満の雇用者数から正規の職員・従業員を除いた数に、週35時間以上で勤務先での呼称がパートの雇用者数を加えた数値。[1][2] 1 源 · 一次資料
労働力調査はベンチマーク人口を5年ごとに切り替えており(最新では令和4年1月結果から)、本調査の推定組織率の計算には、その変動を考慮した遡及値及び補間補正値は用いていないとされる。産業は令和6年から日本標準産業分類(第14回改定)で分類しているが、労働力調査の雇用者数は第13回改定による。[2] 1 源 · 一次資料
民営企業の企業規模別の推定組織率は、1,000人以上で38.7%、30~99人と29人以下を合わせた区分で0.7%(雇用者数はこの二つの区分を合わせて2,454万人)。この雇用者数は労働力調査の全産業雇用者から官公を除いた数値。主要団体別の労働組合員数は、複数の主要団体に加盟している労働組合員をそれぞれに重複して集計している。[2] 1 源 · 一次資料
主張・解釈
事実に数えない記述 — 種類を項目ごとに表示ここからはクロス検証されていない主張・推測の領域です。
附表1の人単位の労働組合員数を表示された雇用者数6,205万人で割ると、単一労働組合は9,926,971÷62,050,000×100=15.99…%、単位労働組合は9,863,705÷62,050,000×100=15.89…%で、それぞれ16.0%、15.9%と小数第1位で一致する。両者の労働組合員数の差は63,266人。[2] このページの計算・解釈 · 本ページの計算
パートタイム労働者は1,494千人÷1,704万人×100=8.76…%、女性は3,545千人÷2,889万人×100=12.27…%で、資料の8.8%、12.3%と一致する。表示された千人単位・万人単位の値による計算で、資料の算出は人単位の労働組合員数による。企業規模別では、30~99人と29人以下を合わせた区分が(158+20)千人÷2,454万人×100=0.72…%で、資料の0.7%と一致する。[2] このページの計算・解釈 · 本ページの計算
推定組織率の16.0%と産業別の表の総計15.9%は、単一労働組合と単位労働組合という集計単位の違いによる別の値である。組織率を引くときはどちらの集計かを添えて読むのがよいと本ページは読む。[2] このページの計算・解釈 · 本ページの読み
推定組織率の分母は労働力調査の雇用者数で、本調査で数えたものではない。分母の基準の切り替えや産業分類の違いがあるため、長期の比較や産業別の比較ではその注記を添えて読むのがよいと本ページは読む。[2] このページの計算・解釈 · 本ページの読み
主要団体別の労働組合員数は重複して集計されているため、団体別の数を足して全体の数として読まないのがよいと本ページは読む。[2] このページの計算・解釈 · 本ページの読み
タイムライン
確認できなかったこと
このページが確かめようとして確かめられなかった事柄である。空白は推測で埋めない。- 令和8年労働組合基礎調査の結果の公表日
- モデル
- claude-opus-5
- 日時
- 11/01/2026, 00:40
- 本文文字数
- 1,070
- 出典
- 採用した出典 3 件
- モデル
- ChatGPT(ウェブで出典を照合)
- 日時
- 11/01/2026, 00:57
- 判定
- 要修正
改訂履歴を表示(3件)
| 11/01/2026, 09:00 | 初版執筆(claude-opus-5) | 作成 |
| 11/01/2026 | 初版。厚生労働省の令和7年労働組合基礎調査の報道発表資料、概況と掲載ページをもとに作成した。推定組織率の再計算と労働組合員数の差は本ページの計算。 | 更新 |
| 11/01/2026 | 検収を受けて修正。企業規模別の0.7%を30~99人と29人以下を合わせた区分の推定組織率と明記し、合算した雇用者数と検算を加えた。直接引用の括弧を原文どおり全角に改めた。 | 更新 |
よくある質問
推定組織率はどう計算しますか。
本調査で得られた労働組合員数を、労働力調査の雇用者数(6月分の原数値)で除して計算します。[2]
産業別の表の総計が15.9%なのはなぜですか。
産業別の表は単位労働組合で集計しており、非独立組合員を含む単一労働組合の集計(16.0%)とは集計単位が違うためです。[2]
公式リンク
- 公式 厚生労働省 — 令和7年労働組合基礎調査の概況
- ドキュメント 労働力調査-就業者の定義
出典
- [1] 令和7(2025)年「労働組合基礎調査」の結果を公表します(報道発表資料) 一次資料
- [2] 令和7(2025)年労働組合基礎調査の概況 一次資料
- [3] 令和7年労働組合基礎調査の概況(掲載ページ) 一次資料