租税滞納状況の読み方 — 新規発生滞納額と滞納整理中のものの額、滞納発生割合の分母、地方消費税の外書(令和7年度の数値つき)
国税庁の令和7年度租税滞納状況では、新規発生滞納額9,935億円、整理済額9,802億円、年度末の滞納整理中のものの額9,847億円、滞納発生割合1.1%。いずれも地方消費税を除いた国税の値で、滞納は納期限までに納付されず督促状が発付されたものを指す。
数字 — 令和7年度
資料:国税庁「令和7年度租税滞納状況の概要」(令和8年8月)。[1]
| 令和7年度(地方消費税を除く) | 金額 | 対前年度比 |
|---|---|---|
| 徴収決定済額 | 897,949億円(89兆7,949億円) | 110.6% |
| 令和6年度末 滞納整理中のものの額(前期繰越額)A | 9,714億円 | 104.7% |
| 新規発生滞納額 B | 9,935億円 | 100.1% |
| 整理済額 C | 9,802億円 | 103.3% |
| 令和7年度末 滞納整理中のものの額(次期繰越額)D(A+B-C) | 9,847億円 | 101.4% |
資料は、「令和7年度においては、徴収決定済額89兆7,949億円のうち約98.9%が滞納となることなく納付され、9,935億円が新規発生滞納となりました(令和6年度と比較すると、10億円(+0.1%)増加)。」としている。[1]
滞納の定義と所属年度
資料は、「滞納とは、国税が納期限までに納付されず、督促状が発付されたものをいいます。」としている。表の注は『徴収決定済額は、申告などにより課税されたものの額をいいます。』とし、また『令和8年4月及び5月に督促状を発付した滞納のうち、所属年度(納税義務が成立した日の属する年度)が令和7年度所属となるものを含んでいます。』としている。[1]
滞納発生割合の分母
資料は、「滞納発生割合とは、徴収決定済額(申告などにより課税されたものの額)に占める新規発生滞納額の割合をいいます。」としている。分母は徴収決定済額で、令和7年度は1.1%となった。[1]
残高と流れ — 式D(A+B-C)
表は、令和6年度末の滞納整理中のものの額(A)に新規発生滞納額(B)を加え、整理済額(C)を差し引いた額を令和7年度末の滞納整理中のものの額(D)として示している。表の括弧内の数値は対前年度比である。[1]
主要税目別と地方消費税の外書
| 主要税目別(令和7年度、億円) | 新規発生滞納額 | 整理済額 | 年度末 滞納整理中のものの額 |
|---|---|---|---|
| 所得税 | 2,543 | 2,431 | 3,948 |
| 法人税 | 1,456 | 1,394 | 1,380 |
| 相続税 | 613 | 605 | 506 |
| 消費税 | 5,172 | 5,234 | 3,893 |
| その他税目 | 152 | 137 | 120 |
| 全税目合計 | 9,935 | 9,802 | 9,847 |
| (外書)地方消費税 | 1,458 | 1,472 | 1,073 |
主要税目別の表の注は、『国税の滞納状況を示したものであるため、地方消費税を除いています。ただし、地方税法附則第9条の4の規定により、当分の間、国が消費税の賦課徴収と併せて地方消費税の賦課徴収を行うものとされていることから、「全税目合計」欄及び「消費税」欄の外書として、地方消費税の滞納状況を示しています。』としている。四捨五入については『各々の計数で四捨五入をしているため、合計が一致しない場合があります(次頁以降も同様。)。』としている。[1]
翌年度末までの整理状況
資料は、「例えば、令和6年度の徴収決定済額(申告等により課税されたものの額)については、98.8%が滞納になることなく納付されており、滞納となったものについても、そのほとんどが比較的短期間で整理され、令和7年度末時点では99.8%が整理されています。」としている。99.8%は、滞納となった額だけを分母とする割合ではなく、令和6年度の徴収決定済額全体についての値である。[1]
本ページの読み
租税滞納の数字は、新規発生(その年度の流れ)か滞納整理中のもの(年度末の残高)か、地方消費税を含むか、括弧内が対前年度比か割合かを添えて読むのがよいと本ページは読む。[1]
次の公表
資料には次回の公表時期は示されていない。[1]
確認済みの事実
各事実に根拠の種類を表示このセクションの各事実には根拠の種類が表示されます——独立した情報源でのクロス検証、または一次資料単独での確認。
令和7年度の新規発生滞納額は9,935億円で、令和6年度と比較すると10億円(0.1%)増加した。徴収決定済額89兆7,949億円のうち約98.9%が滞納となることなく納付され、滞納発生割合は1.1%。[1] 1 源 · 一次資料
令和7年度の整理済額は9,802億円(令和6年度と比較して315億円、3.3%増加)、令和7年度末の滞納整理中のものの額は9,847億円(令和6年度末と比較して133億円、1.4%増加)。令和6年度末の滞納整理中のものの額は9,714億円。[1] 1 源 · 一次資料
表の数値は地方消費税を除いた国税の値で、全税目合計欄と消費税欄の外書として地方消費税の滞納状況が示されている。令和7年度の地方消費税の新規発生滞納額(外書)は1,458億円。[1] 1 源 · 一次資料
令和7年度の主要税目別の新規発生滞納額は、所得税2,543億円、法人税1,456億円、相続税613億円、消費税5,172億円、その他税目152億円。[1] 1 源 · 一次資料
新規発生滞納額のピークは平成4年度の1兆8,903億円、滞納整理中のものの額のピークは平成10年度の2兆8,149億円で、資料は令和7年度の値をそれぞれ約5割、約3割としている。[1] 1 源 · 一次資料
主張・解釈
事実に数えない記述 — 種類を項目ごとに表示ここからはクロス検証されていない主張・推測の領域です。
9,714+9,935-9,802=9,847億円で、年度末の滞納整理中のものの額と一致する。滞納発生割合は9,935÷897,949×100=1.10…%。[1] このページの計算・解釈 · 本ページの計算
整理済額の前年度差は、表示値(9,802億円と9,488億円)で計算すると314億円で、本文の315億円と1億円異なる。資料は、各々の計数で四捨五入をしているため合計が一致しない場合があるとしている。[1] このページの計算・解釈 · 本ページの計算
主要税目別の新規発生滞納額の表示値を足すと2,543+1,456+613+5,172+152=9,936億円で、全税目合計欄の9,935億円と1億円異なる。消費税が新規発生滞納額に占める割合は表示値に基づき5,172÷9,935×100=52.05…%。[1] このページの計算・解釈 · 本ページの計算
新規発生滞納額はその年度に新たに滞納となった額、滞納整理中のものの額は年度末の残高である。整理済額は前期繰越額と新規発生滞納額の合計から差し引かれる額で、新規発生分だけの整理額として読まないのがよいと本ページは読む。[1] このページの計算・解釈 · 本ページの読み
滞納は納期限までに納付されず督促状が発付されたもので、令和8年4月及び5月に督促状を発付した滞納のうち令和7年度所属となるものも含む。納期限を過ぎた額すべてを指すとは読まないのがよいと本ページは読む。[1] このページの計算・解釈 · 本ページの読み
表の括弧内の数値は対前年度比で、100.1%は前年度の1.001倍にあたる。滞納発生割合の1.1%(徴収決定済額に占める割合)とは別の数字として読むのがよいと本ページは読む。[1] このページの計算・解釈 · 本ページの読み
タイムライン
確認できなかったこと
このページが確かめようとして確かめられなかった事柄である。空白は推測で埋めない。- 令和8年度租税滞納状況の概要の公表時期
- モデル
- claude-opus-5
- 日時
- 11/04/2026, 01:00
- 本文文字数
- 1,558
- 出典
- 採用した出典 2 件
- モデル
- ChatGPT(ウェブで出典を照合)
- 日時
- 11/04/2026, 01:13
- 判定
- 要修正
改訂履歴を表示(3件)
| 11/04/2026, 09:00 | 初版執筆(claude-opus-5) | 作成 |
| 11/04/2026 | 初版。国税庁の令和7年度租税滞納状況の概要(令和8年8月)をもとに作成した。残高の式と税目別の和の照合は本ページの計算。 | 更新 |
| 11/04/2026 | 検収(ChatGPT)の指摘を反映。要約と読みに滞納の定義の二つの条件(納期限までに納付されず、督促状が発付された)を明記し、題名から定義の短縮表現を外した。99.8%が令和6年度の徴収決定済額全体についての値であることを明記した。 | 更新 |
よくある質問
令和7年度に新たに発生した国税の滞納額はいくらですか。
新規発生滞納額は9,935億円で、地方消費税を除いた値です。[1]
令和7年度末の国税の滞納残高はいくらですか。
資料の表記では滞納整理中のものの額で、令和7年度末は9,847億円です。[1]
令和7年度の滞納発生割合1.1%は何に対する割合ですか。
徴収決定済額(申告などにより課税されたものの額)に占める新規発生滞納額の割合です。[1]
租税滞納状況の概要の金額に地方消費税は含まれますか。
含まれません。地方消費税の滞納状況は全税目合計欄と消費税欄の外書として別に示されています。[1]
公式リンク
出典
- [1] 令和7年度租税滞納状況の概要 一次資料
- [2] 報道発表 一次資料